まいかぁの部屋

MOVE CUSTOM RS HYPER SA3 4WD外観外装インパネと内装シートと荷室試乗

 ここでは2018年05月に購入した LA150/160S の後期型、 MOVE CUSTOM RS HYPER SA3 4WD を紹介しています。

試乗

MOVE CUSTOM RS HYPER SA3 4WD: 2018/07/16

エンジンルーム エンジンは従来と同じ KF 型エンジンで水冷 3 気筒 12 バルブ DOHC インタークーラーターボ。スペックは最高出力が 64PS/6,400rpm 、最大トルクが 9.4kg.m/3,200rpm となっています。ちなみに NA は最高出力が 52PS/6,800rpm 、最大トルクが 6.1kg.m/5,200rpm です。先代で低燃費スペシャルにしすぎたとの反省からか、現行へモデルチェンジする際に、スペック的には変わらないものの出力特性を変えたということで NA 車でも街乗りのストップアンドゴーでの扱いやすさを向上させているとのことです。実際に現行ムーヴに試乗させていただいたときには、比較的浅い踏み込みでもするすると加速してくれるので、実燃費にもいい影響がありそうな感じがしました。また、ステアリングには D assist 切替スイッチというものがついておりまして、これは一時的にエンジンの制御プログラム変更して回転数を上げ、スロットルを高開度に保つことでちょっとだけ軽快な走りができるというギミックとなっております。元々出力の乏しい 660cc エンジンで、衝突安全性向上や装備重量増加のため日に日に増していく車体重量に加えて低燃費スペシャルエンジンではユーザーの不満も多かったのでしょう。これが走行シーンによってはスイッチひとつできびきび走れるようになりますので、大変素晴らしい改善点ではないかと思います。

安全性能 安全性については、スマートアシストがⅢに変わりました。先代後期の軽自動車初採用を謳ったレーザーレーダーを使った簡易的なものからいよいよステレオカメラを使った本格的なものになりました。従来は「低速域の衝突回避支援」と前方向の「誤発進抑制機能」、「先行車発進お知らせ機能」程度だったのですが、スマートアシストⅢでは、「衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)」と、「衝突警報機能(対車両・対歩行者)」に加え、「車線逸脱警報機能」、前後の「誤発進抑制制御機能」、「先行車発進お知らせ機能」、「オートハイビーム」と一通り搭載して評価基準としてはサポカーSワイド相当の機能を持つところまで進歩しています。あえて言うならアダプティブクルーズコントロール機能が欲しかったかなぁ~といったくらいですが、車に乗ると 30 分で眠くなる体質なので完全自動運転にならない限りはいらないかな(笑)
 それと、後期型からパノラマビューモニターがオプション設定で取り付けられるようになりました。車を上から見たような画像がナビ画面に表示され、バックのときに支援してくれる機能なんですけれども、今回取り付けた7インチナビだと少々画面が小さくなってしまうかなぁ~と思って付けませんでした。試乗した車両には装着されていたんですけれども、8インチでもごちゃごちゃしてちょっと見づらいかなぁ~と思いましたので。まあ、バックモニタは標準装備されていますので、それで十分……というか、多分よほど変なところでない限りは画面なんか見ないと思います(笑)

発進・市街地走行: ほいじゃら走行レポートですけれども、先代後期では付け焼刃的な対策で基本性能向上をした関係で、実は少々バランスの悪いところがあったりしたんですけれども、今回はボディから作り直しておりますのでかなり良くなっています。先代ではボディのよれに対するサスペンションの挙動とか、足は堅く踏ん張っているのに横揺れするとか、まあ走行シーンは千差万別で一概には言えませんけれども、街中で乗っていて違和感を感じることが時々ありました。うねった道路で揺さぶられる現象はおそらく車体後部の鋼性不足だったのでしょうね。他にもエンジンの振動なのか、極低速で速度を維持しようとすると車体がぶるぶるとした不快な振動もありました。そのあたりの挙動が以前試乗した現行 NA ではそういうところも改善されていましたし、今回のターボ車の場合でも同様に問題なく走行できました。
 そうそう、あちこちのインプレッションで RS はサスペンションが固すぎてガタガタするみたいな書き方がされておりましたので少々心配していたんですけれども、実際に乗ってみた感じではそれほどひどい状態でもありませんでした。尤もインプレッションはほとんど FF 車なんですけれども、 4WD の場合はリアのサスペンション形式も違いますし、重量もありますからいくらかしっとりとしているんでしょうね。一点だけ気になるといえば、例えば道路の継ぎ目などにあるちょっとした段差などでおなかに響くドンって突き上げがあります。固いスポーツサスペンションとのトレードオフだとは思いますけれども、もうちょっとなんとかならないかなぁ~とは思いました。
 静粛性については、先代よりもちょっぴり静かになったかなぁ~といった感じでしょうか。基本的に整ったアスファルト路面では不快な騒音・振動はありません。まあ、先代も後期型へのマイナーチェンジの際に結構手が入れられていて十分静かだったからか特筆するほどの違いはないようです。変わらないといえば、相変わらず荒れたざらざらのアスファルト路面を走るとごぉ~という音が耳障りですねぇ。他が静かになっている分、ことさら際立ってしまうのがちょっと悲しいところです。まあ、パソコンでも静音スパイラルという言葉があるように、あれを抑えるとこちらが気になるみたいな感じでいつまでたっても終わりなき旅路なんでしょうか(笑)それでも、レグノなどの静粛性の高いタイヤに履き替えるとそこそこ静かになるみたいですので、気になる方は試してみる価値はあるかもしれません。ま、その先にはきっと風切り音が気になるんでしょうけど……。

高速・長距離走行: 前述の通り山脈越えの高速道路での走行が多い生活環境なんですけれども、今回はターボを選択したことによりエンジン出力的にはなんら問題なくなりました。そりゃまあ、ハイパワースポーツカーだったり大排気量の高級車とは比較になりませんけれども、一般的な走行においては十分な感じです。出力は相変わらずの自主規制値ですけれども、重くなったとはいえ車重は 900kg です。大昔のアルトやミラのターボほどの軽快感があるわけではありませんけれども、その分安定性や安全性、静粛性も高くなって落ち着いたストレスの少ない運転ができます。
 先代 NA との比較ですけれども、例えば高速道路での長くて急な上り坂。先代 NA では、普通にアクセル操作をしているだけだと、あっという間に減速してしまいます。坂に入る少し前から少々アクセルを踏み込んで回転数を上げておかないと速度が維持できません。場合によっては後続車にご迷惑をおかけしてしまいますので、急な上り坂ではアクセルべた踏みなんてこともしばしば。また、走行車線の流れ具合にもよりますけれども、速度が乗るまで少々時間がかかりますから合流車線に入るかなり前からアクセルを踏み込んである程度回転数を上げておく必要に迫られることも多くありました。今回はターボ車ですので、必要な時に軽い踏み増しで十分な加速が得られますから、例えば磐越自動車道によくある短い合流レーンでの合流なども、合流レーンだけで加速が完結できますし、一般的な高速道路での流れで問題となることはなくなりました。
 ステアリングについては、先代後期からのやや重めのチューニングが継承されています。足回りの良さと相まって道路の轍に揺さぶられることもありませんし、高速道路での合流やレーンチェンジもイメージ通りにこなせます。
 峠道での走行については、RS特有のスポーツサスペンションが急な坂道でのカーブなどでも不安を感じさせない走りを実現させてくれています。先代ムーヴカスタムでも足回りは比較的固めで、アクセルを踏まなくても 60 ~ 70km/h 出てしまうような急な下り坂で先の見えない小さなカーブが続く峠道でも車輛の流れについていけないなんてことは全くありませんでしたけれども、今回のRSではさらにロールの少ない安定した走りで余裕を感じさせますねぇ。その前に乗っていた L150/160S のムーヴ VS では流れについていこうものならひやひやすることが頻繁でしたからね(笑)

燃費: 気になる燃費ですけれども、納車翌々日に北陸・磐越自動車道の高速道路を含む 300km 程度の出張先への長距離走行。出発前に初めての給油を行い、平均燃費計をリセット。25度設定のフルエアコンで、出張先へ到着した時の平均燃費計の値は 18.7km/L 程度となっておりました。まだあたりがついているとは言えないエンジンやタイヤでの値ですからあくまでも参考程度かな。先代では買ってすぐの出張先への移動では 15km/L でしたけど、最終的には 24.5km/L まで上がりましたので、今回もそれなりにはあがりそうかな。まあ、ターボ車なのでどこまで上げられるかわかりませんけれども、そのうち機会があればまたレポってみたいと思います。

 さて、今回もムーヴカスタムをだらだらとレポートしてみましたがいかがでしたでしょうか。今回はターボ狙いだったこともあって220万円のお見積りをいただいてびっくらこけてしまいましたけれども、そこはそれ。長い付き合いの営業さんにがんばっていただきまして、一応ツレの許可もいただけました。担当営業はいつものダイハツ柏崎の中西さんで、寺田さんのウェブを見て来ましたと言っていただきますと、いつも通りちょVIP待遇でお迎えしていただけると思います。ご近所にお住まいのみなさまは、ぜひお気軽にお立ち寄りくださいませ。

ダイハツ ムーヴカスタム RS "ハイパー SAⅢ" 4WD
型式 DBA-LA160S
全長×全幅×全高     3395×1475×1630mm
ホイールベース      2455mm
トレッド前/後      1305/1265mm
室内長×室内幅×室内高  2080×1320×1280mm
車両重量         900kg

エンジン型式       KF型
最高出力         64ps(47kW)/6400rpm
最大トルク        9.4kg・m(92N・m)/3200rpm
種類           水冷直列3気筒DOHC12バルブインタークーラーターボ
総排気量         658cc
燃料供給装置       EFI(電子制御式燃料噴射装置)
燃料タンク容量      30リットル

ステアリング形式     ラック&ピニオン
サスペンション形式(前)  マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
サスペンション形式(後)  3リンク式コイルスプリング
ブレーキ形式(前)     ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後)     ドラム(リーディングトレーディング)
タイヤサイズ(前)     165/55R15 75V
タイヤサイズ(後)     165/55R15 75V
最小回転半径       4.7m

駆動方式         フルタイム4WD
トランスミッション    CVT(無段変速車)


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