ぼぉ〜っと眺める 『 ubuntu 7.04 』(1/4)

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ubuntu って何?

 ubuntu ってのは、う〜ん、話せば長くなりますので、適当にぐぐってくらつぁい……というのもアレなので、簡単にまとめると OS です。あはは。身も蓋もないとはまさにこのこと。まあ、 Linux カーネルを中心にユーティリティソフトやアプリケーションソフト、インストーラなどをセットにしたものをディストリビューションと呼ぶんですけれども、その数多ある Linux ディストリビューションのうちのひとつです。
 比較的新しいディストリビューションで、誰でも無償で利用することができます。特徴としては、 CD-ROM 1枚で立ち上げられる(一般に LiveCD なんて呼び方をします)ことや、立ち上がったデスクトップに用意されているアイコンからそのままハードディスクへインストールできたりしますので、初心者さんでも比較的導入しやすくなっています。また、先述の通り新しいディストリビューションでコミュニティが活発ですから、アップデートのペースも速く ubuntu 自体のバージョンアップも半年ごとにあげていく予定だそうです。もっと詳細を知りたい場合は、日本の公式サイトWikiPedia さんでも見てくださいませ。

動機

 息切れ、めまい……というおやぢギャグはおいといて、なんで ubuntu に手を出したかといいますと、下に書いた実験機はプリインストールの OS が Windows98 だったんですけれども、 IPA からも使っちゃいけませんよ注意報が出されましたし、とっとと取り替えてしまわなければいけないと思いつつも、お財布をツレに握られている身分としてはなかなか OS の入れ替えという普通の方には意味不明の出費なんか口が裂けても言い出せません。しかも時の流れは残酷で、いまさら Vista はおろか XP でさえつらい骨董級パソコンです。廃棄するにもリサイクル料金が結構かかりますしねぇ。それに、いろいろ手をかけて育ててきていますから、年式は古くてもパーツは結構新しかったりしますのでなんかもったいないような気もするんですよねぇ。ほいで、何かいいものはないかとさがした結果です。

今回の実験機

CPU:Celeron 366MHzpc information
MEMORY:SDRAM 384MB (256MB+128MB) PC66
HDD:Seagate ST340016A 40GB
HDD I/F:ITE IT8212 U-ATA133 PCIボード
CD-ROM DRIVE:24倍速
Graphic:GeForce2 MX (32MB)

 あまりのショボさに鼻血がでそうな骨董級パソコンでつ。ちなみに原型は NEC MA36H/C で 1999 年製。写真で2台並んでいるうちのフタの開いている方のパソコンです。注目すべきは、この時代のパソコンとしてはかなりメモリ容量を増やしているところかな。 Linux を使うときは、特にメモリだけはつぎ込めるだけつぎ込んでおくのが吉。このあと現在は Celeron 500MHz に交換して使用中。そうそう、 ubuntu は 3D デスクトップインターフェースの CompizBeryl に対応しています。実験機の GeForce2 MX は多少の不具合がありますけど、それなりに使えました。

そのほかに準備するもの

○起動用 CD-ROM
 ubuntu のダウンロードページから iso イメージをダウンロードして起動用の CD-ROM を作っておきましょう。日本語ローカライズ版には 「Desktop CD」と「Server install CD」がありますけれども、いきなりインストールをしたい方のために本家の公式には「Alternate install CD」も用意されています。もしも画面の不具合やメモリ不足で起動が死ぬほど遅いなどの症状がある場合はこちらを使うという手もあるようです。
○BIOSの設定
 お手持ちのパソコンが CD-ROM から起動できるようになっている必要がありますので、かまわず LiveCD を入れて立ち上がらなかったら BIOS の起動優先順位の設定を眺めてみましょう。 BIOS 画面の出し方や設定方法などは恐らく添付のマニュアルに書いてありますので、よく読んで設定しましょう。失敗すると再起不能にする可能性すらありますので設定は十分慎重に行ってください。
○インターネットへの接続環境
  ubuntu はインストール途中でインターネットからファイルをダウンロードをすることがありますので、インターネットに接続できる環境が必須になっております。
○ハードディスクのバックアップ
 ハードディスクの全容量を現在 Windows で使用中……なんてことは良くある話で、そんな方のために ubuntu にはインストールウイザードの中でディスクの中に ubuntu 用のパーティションを切ってインストールする機能がついています。ただし、ファイルを破壊してしまう恐れがまったくないともいえませんから大事なファイルは予めバックアップうをしておいたほうがいいかもしれませんね。また、 ubuntu 用のパーティションを確保するときに連続した空き領域を必要としますので、予めデフラグなどによりディスクの中を整理しておくといいでしょう。

インストール画面キャプチャ

Starting Setup  CD-ROM をドライ ブに入れて起動すると ubuntu の起動オプションを選択できる画面が表示されます。まあ、あまり細かいことは気にしないでとりあえず Enter キーを押して進めてしまいましょう。もし起動に失敗するようなことがあったら、もう一度この画面を立ち上げて F1 キーを押すとヘルプをみることができます。ヘルプメニューには F1 〜 F10 までの機能説明があり、トラブルが起こっている場合は F5 〜 F7 あたりが参考になるでしょう。良くあるのが画面解像度やモニタの認識エラーですので、 F4 キーを使って解像度を固定してみましょう。
Startup  起動画面では中央のオレンジ色のバーが左右に行ったり来たりします。 CD 起動の場合はときどきおそくなったりとまったりすることもありますが、辛抱強く待ちましょう。ただし、自分の経験ではメモリが 128MB 以下の場合は起動できないことが多々あります。そういう環境ではどのみちメモリのスワップが発生しすぎて LiveCD では使い物にはなりませんので、いきなりハードディスクにインストールしてチャレンジしてみたい場合のみ Alternate install CD でインストールしてみてください。テキストベースのインストーラによりインストールすることができるようです。
Startup  ノーマルな ubuntu には、 Linux のグラフィカルユーザーインターフェース (GUI) を持つデスクトップ環境として極一般的な GNOME を採用しています。他にも KDE を使った kubuntu や 軽さで定評のある XFCE を使った xubuntu 、教育機関向けの Edubuntu などのバリエーションがあるようです。

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